詐欺師が使うテクニックを解説【影響力の武器/要約】騙されない方法も公開

書籍紹介
この記事は約13分で読めます。
ママ
ママ

【影響力の武器】はとても有名な本だし一度読んでみたいけど、本が分厚すぎてなかなか読む気になれないわ。

いちのすけ
いちのすけ

確かにとても分厚い本やけど、この本を読んで人間の心理がカンタンに分かるようになれば、日常で人にダマされそうな場面で、自分にブレーキをかけることができるんやで!

心理学や行動経済学の本はなかなか難しい内容で読みにくい本が多いですが、そんな中でも【影響力の武器】は「人間の心理についてこの一冊を読んでおけば間違いない!!」と言われるほどの名著です。

世界中で大ベストセラーの本書【影響力の武器】を 子供でもわかるように「日常で使われている具体例」と「騙されないための防衛方法」をカンタンに解説します。

本書がオススメなひと
  • 服やモノを買って、家に帰ると「なんでこれを買ってしまったんだろう」とよく後悔するひと
  • スーパーの試食コーナーで試食をするとつい買ってしまうひと
  • テレビショッピングなどで購入したけど今は全然使っていないモノがあるひと

人間は合理的な判断ができない生き物

出展:O-DAN

心理学などの本では科学的な研究を行い、研究内容を論文などでまとめたものなどが本に書かれていることなどが多いです。

ママ
ママ

「〇〇の論文によると△△です。」なんて書かれている本だと難しくてわかりずらいわ。

いちのすけ
いちのすけ

この本がわかりやすいのは著者が実際に心理テクニックを使われている現場に潜入して、自分で体験したことが書かれているからわかりやすいんや!

著者の ロバート・B・チャルディーニ氏は紳士服の販売店、車の営業マン、募金を集める組織などの【実際に心理テクニックが使われている現場】に自ら潜入し日常で使われている心理テクニックを自分で体験して研究したそうです。

その中でわかったことは「人間は常に合理的な判断を行っていると思いがちだが、実は自動的に固定的行動パターンで動いているのです」

ママ
ママ

「固定的行動パターン」ってなに??

いちのすけ
いちのすけ

人間は何かの判断を迫られたときに、周りの影響やそれまでのやり取りによってみんな決まった行動パターンを取るっちゅうことや!

固定的行動パターンを動かす6つの心理トリガー 

出展:O-DAN

固定的行動パターンを動かすためにいろんな心理トリガーがありますが、ひとたび心理トリガーを引かれると人間は逆らうことができないと著者はいいます。

例えば、1000円の指輪よりも10万円の指輪の方が価値があると人は勝手に思い込んでしまったりしますが、それが同じ原石を使った指輪だとしても同じことを思ってしまうのです。

このような固定的行動パターンを動かすために日常で様々な心理トリガーが引かれてかれています。

いちのすけ
いちのすけ

詐欺師やセールスマンなどがよく使うこの心理トリガーを学んでおけば、自分には必要のない物を買いそうになったとき

「あ!今この心理トリガーを使っているな」

と考えるだけで冷静な判断ができるようになるんやで!

人をカンタンに動かすことのできる、そんな6つの心理トリガーを紹介していきます。

心理トリガー① 返報性

出展:O-DAN

「人に何かをされたら、お返しをしなければいけない」と考える心理トリガー。

  • 会社の全く興味のない女性にバレンタインデーのチョコレートをもらっても、「お返しをしなければ」と思ってしまう
  • スーパーの試食コーナーで無料で食べたウィンナーを「買って行かなきゃ悪いかな?」と思ってしまう
  • 最初は無料のメルマガを読んでいるうちに、「無料でこんなに教えてくれるなんていい人だ」と思ってしまい、そのあと有料コンテンツを勧められた場合「無料でたくさん教えてもらったしひとつくらい買っておこうかな?」と思ってしまう
防衛方法

人間は周りの人に対して「社会性のある人だ」と思われたい生き物です。

周りの人からしてもらったことに対して必ずお返しをしなければ!と感じてしまいます。

無償で提供してくれる人すべてが自分を騙そうとしているわけではありませんが、上記の例のように無料で提供されるものには、その後の意図があると考えておいた方が良いです。 

いちのすけ
いちのすけ

タダより高いものはない!っちゅうのはこういうことなんやな!

心理トリガー② コミットメントと一貫性

出展:O-DAN

「自分一度が決めたこと変更したくない」と思う心理トリガーです

  • 家を購入して、多少住み心地が悪かったとしても「絶対に家は賃貸よりも買うべき!」と思ってしまう。
  • 結婚式を挙げよう!と決めたら、後からいろんなオプションが付いて最終的には予定していた金額よりも高額になったとしても「やっぱりやめます。」とは思えない。
  • 映画館で見ている映画が面白くなくても「せっかくチケットを買ったんだし」と最後まで見てしまう。

防衛法

物を買う時に迷ったときなどは

「今コミットメントと一貫性が働いてないか?」

と自分に問いかけながら一度考え直しましょう。

そして最初に自分が決めたことと違う選択をしたとしても必ずしも間違った判断ではない!と自分に言い聞かせることが大切です

いちのすけ
いちのすけ

自分が達成したい目標がある場合はこの心理トリガーを使って「私は必ず〇〇をする!」と周りに宣言をすれば目標に向かった行動を取りやすくなるで!

心理トリガー③ 社会的証明

出展:O-DAN

「周りの人達が正しいと言うってことは、正しいことなんだ!」と思ってしまう心理トリガー

  • 行列のできているラーメン屋さんを見て「行列が出来るって事は美味しいラーメン屋さんなんだ!」と思ってしまう
  • 募金箱の中に入った一万円札を見て「みんな高額な募金をしているんだから、自分もたくさん募金しなければ」と思ってしまう
  • ネット上で話題沸騰の大人気商品!!などと言われると「すごくいいものだから人気商品なんだ」と思ってしまう
防衛法

周りの状況は参考程度にしつつ

「自分は本当にその行動を取りたいのか?」

と意思決定の前に自分に語りかけることで、周りに流されない判断ができるようになります。

いちのすけ
いちのすけ

自分が迷った時にまわりの意見を参考にすることは大事や!

でも、まわりの人に合わせるんじゃなくて、自分の価値観を冷静に考えることも大事やで!

心理トリガー④ 好意

出展:O-DAN

自分が好意を持っている人の意見はすんなり受け入れる心理トリガー

  • きれいな有名人が「この化粧品すごくいいんです!」とおすすめすると本当にいいものなんだと思ってしまう。
  • 長い付き合いのある信頼のおけるカーディーラーの営業マンに「○○さんが絶対に喜んでくれる車がありますよ!」と言われると気になってしまう
  • 買い物をするとき少し離れていても、自分がよく行く店で買い物をする

防衛方法

「自分の好きな人がおススメしているんだから間違いない!」と思った時は、

「自分にとって本当に価値のあるものなのか?本当に必要なものか?」

を一度自分に問いかけてみましょう。

いちのすけ
いちのすけ

自分が「いい人」と思っている人がすすめてくれた事を断りにくいのは、返報性の法則も使われているで!!

心理トリガー⑤ 権威

出展:O-DAN

「専門家」や「先生」などの言うことは正しいことだと信じてしまう心理トリガー

  • 医者の先生が診断したことは全て正しいと信じて、「先生が言うんだから間違いない」と全ての事を鵜呑みにしてしまう。
  • SNSなどでフォロワー数が多い人の発言は「あの人が言うんだから間違いない!」と思ってしまう。 
  • 「ラーメンマニアがおすすめするお店」と紹介されるとつい行ってみたくなる。
防衛方法

インターネットが発達したこの時代で、権威は誰でも作りやすくなりました。

「年収1000万円」、「副業で月100万稼いだ」などの発信もよく見かけますが、その人の発信内容とどういう意図があってその発信をしているのかしっかりと見極めることが大事です。 

いちのすけ
いちのすけ

自分の発信力を高めるためには、そのジャンルの専門家と言われるほどの権威をつければええんやな!

ちなみに病院の先生が着ている「白衣」はあれを着るだけで専門家に見える、権威の法則が使われているからすんなり話を聞けるんや!

心理トリガー⑥ 希少性

出展:O-DAN

人は機会を失いかけると、その機会をより価値のあるものと思ってしまう心理トリガー

  • 10個限定の商品を「あと10個しかないからのは買えるのは今しかないかも」と思ってしまう
  • 本日限定のタイムセールで「今日しか買えないから買っておこう」と思ってしまう
  • 商品棚にたくさん積まれた商品と、残りがわずかの商品を見比べると「残りが少ない方が人気の商品だからこっちを買っておこう」と思ってしまう
防衛方法

限定商品が買えたり、タイムセールのタイミングで買い物ができると「私はとてもついている!」とテンションがあがり、必要でないものもつい買ってしまうことがあります。

購入する前に「自分は希少性の心理トリガーが引かれてないかな?」と一度冷静になって自分に問いかけることが必要です。

いちのすけ
いちのすけ

テレビショッピングも必ず言うのは「このテレビを見ているあなただけの特別価格!限定○○個」とかメチャクチャ希少性の法則を使っているな!

影響力の武器まとめ

いかがでしたか?

詐欺師も利用する6つの心理トリガーをもう一度おさらいすると

  • 返報性 
    人に何かをされたら、お返しをしなければいけない
  • コミットメントと一貫性 
    自分一度が決めたことは変更したくない
  • 社会的証明 
    周りの人達が正しいと言うってことは、正しいことなんだ!
  • 好意 
    自分が好意を持っている人の意見はすんなり受け入れる
  • 権威 
    「専門家」や「先生」などの言うことは正しいことだと信じてしまう
  • 希少性 
    機会を失いかけると、その機会をより価値のあるものと思ってしまう

これらを利用して人を騙そうとしてきます。

そして詐欺師でなくてもこのような心理トリガーは日常でいろんなことに使われています!

いちのすけ
いちのすけ

全ての心理トリガーの防衛方法として共通しているのは意思決定する前に

「自分は今心理トリガーが引かれてないか?

と冷静に自分に問いかけることやな!

 

「6つの心理トリガー」を知ることで、 合理的な判断ができるようになり、自分が求めている結果を得ることができるようになります!

―この記事を読んでくださった優しいママ、パパ―

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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